前歯が欠けたときはどうする?歯が欠ける原因と5つの対処法 | 新宿の歯医者なら新宿ルーブル歯科・矯正歯科
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前歯が欠けたときはどうする?歯が欠ける原因と5つの対処法

歯が欠けて受診を検討している方に向けて、前歯が欠けたときの対処法を解説する記事です。

「前歯が欠けた」となると当然焦ることと思います。しかし歯科医院に行くべきなのか、どのような治療が行われるのかとの不安もあることでしょう。

そこで今回の記事では、前歯が欠けたときの対処方法について、欠けの大きさ別に解説します。そのまま放置したときのリスクもご紹介しますので、参考にしていただければ正しい対処方法がおわかりいただけるはずです。

前歯が欠ける原因

前歯が欠けた場合、次の3つのいずれかが原因となっていることがほとんどです。なぜ前歯が欠けたのか、まずは原因から見ていきましょう。

原因1:虫歯

前歯が欠けた場合、まずは虫歯の影響が考えられます。虫歯が進行して表面の硬い「エナメル質」を溶かし、溶かしたわずかな隙間から内部にある「象牙質」を溶かしてしまうことがあるためです。

象牙質はエナメル質よりも軟らかいため、虫歯菌にとって溶かしやすい部分。先に柔らかな象牙質が溶かされた場合、表面のエナメル質だけが残りますが、やはり通常の歯よりも脆い状態となります。

虫歯により歯が脆くなってしまうと、少しの衝撃で前歯が欠けてしまうことも珍しくありません。

原因2:歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりの影響によって歯が欠けてしまうこともあります。歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる圧力は100kg以上だとされています。100kg以上の圧力が頻繁にかかっていれば、歯への負担が大きくなり欠けてしまうこともあるでしょう。

ただ実際に歯ぎしりや食いしばりなどの大きな圧力がかかる行為でなくとも、軽い接触が長時間続くことにより歯には負担がかかります。以上のように長期的に歯に負担がかかることで、前歯が欠けてしまうことが考えられます。

原因3:外的要因

前歯が欠けたことの原因として多いのが、外的要因です。外的要因とは事故や転倒などにより、歯に大きな衝撃が加わることを指します。

たとえば転んで歯をコンクリートにぶつけた、自動車事故での衝突により歯をハンドルにぶつけたなどです。外的要因の場合は歯だけでなく口腔内に傷ができていることもあり、深刻な状況となります。

前歯が欠けたときの対処法

もし前歯が欠けたのを見つけたら、すぐにできる対処法について知っておきたいものです。歯科医院行くとどのような方法で治療が行われるのか知っておけば、不安なく受診できるのではないでしょうか。

対処法1:歯が小さく欠けた場合

歯が少しだけ小さく欠けてしまったなら、欠けた部分に白色のレジンを詰める治療が行われます。

レジンとはプラスチックのことで、強度は高くありませんが保険診療であるため治療費が安価で、簡単に治療できることがメリットです。また歯を削らなくても実施できるため、健康な部分の歯を残せることも魅力と言えます。

もし部分的に小さく欠けてしまった場合は、レジン充填によって比較的簡単に修復できます。

対処法2:歯が半分くらい欠けた場合

歯の半分くらいが欠けてしまった場合は、欠けた歯全体に義歯を被せる治療が一般的です。

プラスチックを使う被せ物を使うなら保険診療適用治療となり、治療費用が安価となります。オールセラミックであれば見た目は美しくできあがりますが、自由診療であるため治療費は安くありません。

見た目の美しさをどこまで求めるのか、予算とともに天秤にかけて治療方法を選んでください。

【関連記事】歯のセラミックとは?治療の概要とメリット・デメリットを解説

対処法3:歯が大きく欠けた場合

歯が大きく欠けてしまった場合は、歯の全体に被せ物をするか、もしくは神経を取って被せ物を装着する治療を行います。

どちらの治療方法になるかは患者様の状況によって変わります。もし神経を残せそうであれば、歯全体に被せ物をした方が侵襲性が低くなるでしょう。しかし神経を残せないなら、神経を除去する根管治療が必要です。

いずれにしてもやはり欠けた部分が大きければ、大掛かりな治療が必要となることを覚悟しておいてください。

対処法4:歯が大きく破折した場合

折れた歯の影響が骨にまで達している場合は、抜歯して部分入れ歯かブリッジ、もしくはインプラントをする方法が現実的です。

歯は1本失われただけで、全体の咬み合わせが悪くなってしまいます。歯はスペースが空いているところに動こうとする性質があるためです。

そのため抜歯をした後は義歯を装着しなければなりません。入れ歯・ブリッジ・インプラントはそれぞれメリット・デメリットがあるため、希望にあわせて治療方法を選択しましょう。

対処法5:歯が脱臼した場合

外傷により歯が脱臼したときは、「再植」した歯を接着剤で固定する治療を行うのが一般的です。再植とは歯を元の場所に戻すこと。歯根の膜に汚れや乾燥がなければ、そのまま神経が復活する可能性も高くなります。

しかしもちろん復活しないこともあります。もし再植を行っても神経が蘇らなければ、神経の治療が必要です。

前歯が欠けた状態で放置した場合のリスク

前歯が欠けた状態のまま放置しておくと、さまざまなリスクがあります。

【リスク】

・虫歯

・咬み合わせの乱れ

・舌がん発症

・その他の口腔内の問題

虫歯や咬み合わせの乱れが起こりやすくなるだけでなく、舌がん発症のリスクも高まります。

また目に見えない部分にまで損傷が及んでいることも考えられるため、口の周囲の骨や歯茎に何らかの問題が起こることもあるでしょう。いずれにしても前歯が欠けたままで放置しておくのは危険です。

前歯が欠けたときの対処はまず歯科医院を受診すること

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、前歯が欠けたときの対処法をご理解いただけたと思います。

前歯の欠けた分量により治療方法は異なります。しかしいずれにしても、そのまま放置しておくのは危険です。その他の部分に問題がないか、精密検査を受けた方が良いでしょう。

新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。歯に悩みがあり歯科受診を検討している方は、お気軽にご相談ください。

この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】





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