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銀歯は白くできる?メリット・デメリットを紹介

歯の治療では、保険適用になるという理由から銀歯を選ぶ方も多くいらっしゃいます。ただし、銀歯は目立つため、人と話すときや食べるときに気になるという方も多いでしょう。

銀歯自体を白くすることはできませんが、メタル系の詰めものや被せものの素材を替えることで、歯を白く見せることが可能です。見た目の印象が良くなるのでコンプレックス解消におすすめです。

本記事では、銀歯を白くする治療法とそのメリット・デメリット、注意点について解説します。

銀歯を白くできるのか?

銀歯は、そのものを白くすることはできません。しかし、詰めもの・被せものの素材を交換すれば、白く見せることが可能です。白色のセラミックやコンポジットレジンに交換することで、歯の印象を変えて天然の歯に近い状態にすることができます。

銀歯を白くしたい場合の治療法

銀歯を白くする際は、治療に使われる素材の特徴と治療法について、事前に確認しておきましょう。

治療法①セラミック

セラミックは、歯の治療で詰めものや被せものに使用する陶器製の素材です。見た目は白く陶器のような質感と艶があり、天然の歯に近い印象を作ることができます。また、強度が高く耐久性があり、ブラーク(歯垢)が付きにくいので、虫歯や歯周病の予防にも適した素材です。

セラミックには4つの種類(オールセラミック、ジルコニアセラミック、メタルボンド、ハイブリッドセラミック)があります。セラミックは基本、保険適用外ですが、セラミックと混合物の素材の場合は、保険が適用するので比較的安く治療できるものもあります。

銀歯からセラミックに変える場合は、銀歯を使用している範囲が、詰めもの、被せもの、ブリッジによって異なります。治療の進め方については歯科医師に確認してから始めましょう。

治療費の相場については、詰めものの場合で1本あたり約40,000〜80,000円程度、被せものの場合で1本あたり約80,000〜200,000円程度が目安です。セラミックは種類によっても治療費が異なりますので、治療を行う歯科医院に事前に確認するようにしましょう。

治療法②コンポジットレジン

コンポジットレジンは、歯の治療で詰めものに使うプラスチック素材です。ペースト状の素材を詰めものや欠けた部分の補修剤として使用します。歯の治療で比較的小さな部分や噛む面などに適した素材です。

見た目は天然の歯のように白いので、銀歯の光るような違和感は解消されます。白い色についても、ご自身の歯の色に合わせて調整しながら選ぶことができます。費用に関しては、保険適用で治療ができます。また、削る部分が少なく短い治療時間で済ませることができます。銀歯からコンポジットレジンに変える場合は、銀歯を外してペースト状のレジンを詰めものとして使用します。

治療費の相場については、保険適用3割負担の場合で1本あたり約1,500〜2,000円程度、
自費診療の場合で、1本あたり約10,000〜30,000円程度が目安です。

銀歯を白くするメリット

銀歯を白くすると、歯の印象が良くなること以外にも、健康面でのメリットもあります。

メリット①見た目が美しくなる

銀歯は、歯の治療の見えない部分であれば、あまり気になりませんが、治療の範囲が広く、前歯の見える部分の場合は、白色の方が見た目の違和感が無くなります。セラミックやコンポジットレジンを使用すると、ほぼ天然の歯に近い色になるので審美性が高くなります

メリット②金属アレルギーのリスクがなくなる

銀歯は金属アレルギーになりやすい素材です。銀歯を構成している金銀パラジウム合金は、唾液と一緒に体内に入ると蓄積されて金属アレルギーが発症するケースがあります。口の中で刺激痛、口内炎、歯茎の炎症などが起こり、カラダの不調では、湿疹、肌荒れ、全身のかゆみやかぶれ、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎など、さまざまな病気のリスクが高くなります。一方、セラミックなど白い素材を使用すれば、アレルギーの問題は改善されます。

金属アレルギーのある人は、銀歯を使うよりもセラミックの方がおすすめです。

【関連記事】金属アレルギーは銀歯から発症する?銀歯以外の治療方法をチェック

メリット③虫歯になりにくい

銀歯は、温度変化によって伸縮したり膨張したりする特徴があるため、長年使っていると歯と歯の隙間や歯茎との境目に溝ができやすくなります。歯に隙間ができると歯周ポケットにブラーク(歯垢)が付着して虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

一方、銀歯を白くしてセラミック素材にした場合は、温度変化による影響がないので歯の耐久性が高く、歯の隙間ができないので虫歯や歯周病などのリスクも低くなります

虫歯や歯周病の原因は、ブラーク(歯垢)の付着から歯石に変わり、歯石によって細菌の増殖を進行させるからです。セラミックの表面は、なめらかでツルツルしているので、ブラーク(歯垢)が付きにくく、口の中の衛生状態を保ちやすくなります。

銀歯を白くするデメリット

銀歯を外して他の素材に替える場合は、白くできることや機能的なメリットの他に、デメリットについても確認しておきましょう。

デメリット①歯を削る必要がある

銀歯の治療は、歯を削る範囲が少ないので比較的短時間で治療ができます。一方、セラミックで治療をする場合は、銀歯を外したあとに、もう一度歯を削ってから治療を行うようになります。セラミックには厚みがあるのでその分、歯を削って調整するからです。

銀歯のままであれば健康な歯を削らずに治療が可能ですが、審美性を求めて白いセラミックを使用して治療する際は、歯を削ってからセラミックの被せものをして白い歯の状態を作ります。

また、銀歯を外した状態で、虫歯の症状が進行している場合には、虫歯菌の進行具合に合わせて歯を削り、神経を取る治療などが必要になるケースもあります。

デメリット②金属に比べて割れやすい

銀歯のメリットは強くて丈夫なことです。強度という面では最も優れた素材です。一方、セラミックの場合は、歯ぎしりや食いしばる癖のある人の場合は、歯に荷重がかかりやすいため、割れやすくなるケースもあります。ただし、過剰な衝撃がない普段の生活であれば特に問題なく使うことができます。

歯への負担について詳しく説明しますと、夜間の歯ぎしりは、顎骨に500㎏〜1,000㎏荷重がかかり、歯1本単位では250㎏の荷重がかかっています。これは普通に噛む力の約4〜6倍の負担がかかっている状態です。

セラミックの歯は、普通に生活する際は特に問題ありませんが、歯への負担を気にする方は、割れやすい特徴について歯科医師に相談することをおすすめします。

デメリット③治療費が高くなる

銀歯の治療は保険が適用されます。一方、セラミック治療の場合は、保険適用外になり、その分費用は高額になります。治療費については、初期費用とメンテナンス費用を考えると、セラミック治療であれば、虫歯リスクが低いことや寿命が長いので、トータルしてどちらがお得か検討しましょう。銀歯の寿命は、2〜5年程度、セラミックの寿命は10年以上です。

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銀歯を白くしたあとの注意点

銀歯から他の素材に交換する際は、いくつか注意点を抑えてから治療を始めましょう。

注意点①治療した歯に負担をかけない

治療した日の注意点として、銀歯を外して新しい詰めものや被せものをした後は、まだ素材がしっかり定着するまで時間がかかりますので、硬い食べものや熱い食べものは控えるようにしましょう。治療する時間帯に合わせて、治療前に食事を済ませておくと安心です。

注意点②研磨剤が含まれている歯磨き粉を避ける

銀歯を外してセラミックなど白い素材に替えた後は、研磨剤の入っていない歯磨き粉を使いましょう。研磨剤は、ブラーク(歯垢)や着色の汚れを落とすために歯磨き粉に含まれている添加物です。歯の治療後は、詰めものや被せものを傷つける可能性があるため控えましょう。

歯磨き粉の種類については、歯科医師に相談して適切なものをアドバイスしていただくと良いでしょう。

注意点③着色しやすい飲食物を摂取したあとは歯磨きする

白くした歯のメンテナンスについては、コーヒーや着色料の多いジュース、カレーなど着色しやすい食べものや飲みものを摂った後は、ブラッシングをして変色しないように心がけましょう。白くてキレイな歯であっても、経年劣化によって変色や消耗は伴います。毎日の歯磨きはきちんとするようにしましょう。

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銀歯を白くして歯の健康と美しさを維持していきましょう

銀歯の見た目を解消するには、セラミックやコンポジットレジンを使用した治療がおすすめです。天然の歯のような艶と白さで審美性が高くなります。

なお、銀歯を外す治療を行う際は、白くなるメリット以外に、新しい素材の特徴を確認して治療を始めましょう。

新宿の歯医者「新宿ルーブル歯科・矯正歯科」では、無料でカウンセリングを行っています。

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新宿駅東口徒歩1分の新宿ルーブル歯科・矯正歯科では、カウンセリングをして患者様のお悩みの内容を伺い、そのお悩みを解消する治療を行っております。
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他にも、機能面と審美面を両立した審美治療やインプラント治療もご提供しています。

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この記事を監修した人

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医療法人社団ルーブル 理事長

水谷 倫康

愛知学院大学歯学部卒業後、愛知県を中心に多くのクリニックを持つ医療法人清翔会グループに入職。2019年12月に『渋谷ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。2022年12月にはグループ医院である『新宿ルーブル歯科・矯正歯科』を開院。
「気軽に相談できる歯のコンシェルジュ」をモットーとし患者との「コミュニケーション」を重要と考え、1人1人に合わせた「最善の治療」提案している。

【略歴】





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